会社概要

変わることを厭（いと）わず、　
変わらぬおいしさを。

江戸末期の1860年に城下町三春で柚餅子（ゆべし）づくりを始めてより、かんの屋は独自の味と技にこだわり、『家伝ゆべし』をはじめほっと心なごむ故郷の菓子をつくり続けてきました。

その菓子づくりの根底には「時代を超えて変わらぬおいしさをお届けする」という精神が貫かれています。時間と手間を惜しむことなく、急がず、ていねいに。一つひとつに温もりと優しさも包み込んで生まれてくる、滋味深い味わい。
こうした「かんの屋ならではのおいしさ」は、何があろうと変えることなく、守り通していくべきものと強く思っています。

その一方で、一早いエコパッケージの導入、オリジナル三角トレー開発、洋菓子類も展開するなど、私たちは「変えるべきことは厭わず変えていく」という姿勢も、ずっと貫いています。
時代や社会環境は、否応なく変わっていくものです。だからこそ時々の変化を見極め、より良い菓子づくりやおもてなしを求めて柔軟にアップデートしていく。

こうした新化を積み重ねていくことが「かんの屋ならではの変わらぬおいしさ」を深化させ、変わりゆく時代を超えて尚、今後もお届けすることができるのだと考えます。

実直に、偽わることなく、ただただお客様に満足いただける菓子を、私たちはこれからもつくり続けてまいります。

鶴が翼を広げたように見える家伝ゆべしの独特の形は、その昔三春城主"田村義顕"公の祖先"坂上田村麻呂"が2羽の鶴に育てられたとの故事に由来しております。

その後1860年に菅野文助が「菅野屋」を名乗り、今に伝わるゆべしづくりを始めました。以来文助から受け継いだ伝承の味は時代を超え愛され、三春の名物から福島を代表する銘菓となり今につづいております。私たちの原点は三春。

長い歴史と豊かな文化にはぐくまれてきたかんのやは、これからも新しい歴史を紡いでまいります。